2.支払われるかどうか

2014/10/1 更新

お金が支払われるかどうか

「給料は支払われますか?」
「友達に貸したお金は返ってきますか?」

給料の支払い、商品代金の回収、貸したお金の回収など、ある相手からお金が支払われるかどうかを判断します。
まず”相手のお金を表す天体”を特定し、その天体が”アスカーを表す天体”と”アスペクトをするかどうか”によって判断します。
アスペクトがあれば支払われることを表し、アスペクトがなければ支払われないことを表します。

「相手を表すハウス」を考えることが、重要なポイントになります。
「相手がどのハウスなのか」は、「アスカーにとって、その質問の中で、相手がどのような関係にある人物なのか」によって決まります。

例えば、「兄さんに貸したお金は戻ってきますか?」
兄(第3ハウス)のお金(2番目)なので、ロード4がお金を表します。
「友達に貸したお金は戻ってきますか?」
友達(第11ハウス)のお金(2番目)、ロード12がお金を表す天体です。
「取引先から、商品代金は振り込まれますか?」
取引先が相手なら、商売相手は個人でも会社でも第7ハウスなので、商売相手(第7ハウス)のお金(2番目)、つまりロード8が相手のお金を表します。

ここでは代表として仕事(第10ハウス)のお金(2番目)、給料(第11ハウス)について解説します。
仕事の他の相手については、ここに出てくるロード11をその相手のお金に置き換えて読んでください。
例えば、彼氏(第7ハウス)のお金(2番目)は第8ハウスなので、「彼に貸したお金」を表す天体はロード8です。

給料は支払われる?

【給料が支払われるかどうか】
◆アスカーを表す天体
 ・ロード1、ロード2、月
◆給料を表す天体
 ・ロード11
◆アスカーを表す天体と仕事の給料を表す天体がアスペクトするかどうかチェック
 ・アスペクトがある = 支払われる
 ・アスペクトがない = 支払われない
◆アスペクトがあっても支払われない時
 ・第11ハウス、またはロード11が非常に強いダメージを受けている場合には、「相手にお金がないので支払うことができない」ので、支払いを受けることができない可能性が高くなる

“アスカーを表す天体”と”給料を表す天体”を特定し、”天体同士にアスペクトがあるかどうか”を見て判断します。
アスカーを表す天体は、ロード1、月、ロード2の3つです。
ロード1はアスカー、月はアスカーのサブ・ルーラー、ロード2はアスカーのポケットを表します。
給料を表す天体は、仕事(第10ハウス)のお金(2番目)なので、ロード11になります。
つまり、ロード1とロード11、月とロード11、ロード2とロード11の間のアスペクトを探します。
アスペクトがあれば給料は支払われるし、アスペクトがなければ支払われません。

もしアスペクトがあった場合には、アスペクトの性質にも注意してください。
コンジャンクション、セクスタイル、トラインならば特に支障なく支払われますが、スクウェアなら支払いが遅れたり、支払ってもらうまでに苦労をする可能性があります。
オポジションならば、もらえたとしても、もらうまでの労力に見合わない可能性があります。

アスペクトがあっても支払われない時

アスペクトがあれば給料は支払われると解説しましたが、アスペクトがあっても、給料が支払われない時があります。

【第11ハウスかロード11に対して強いダメージがある場合】
もし第11ハウスかロード11に対して強いダメージがある場合には、アスペクトがあったとしても、「相手が十分なお金を持っていないために」お金を受け取れない可能性が高くなります。
例えば、ロード11が火星でおうし座5度にいて、さらにさそり座4度の土星からオポジションになっていれば、悪い印が2つもあることになり、恐らくお金を受け取ることはできないでしょう。
※火星がおうし座:エッセンシャル・ディグニティはデトリメント(損害、衰弱)なので非常に悪い
※土星がさそり座からオポジション:エッセンシャル・ディグニティがペレグリン(彷徨っている)の土星から(つまり悪い土星から)、オポジション(ダメージ)を受けている