第1部:基礎編

2016/11/10 更新

確認ルール1:アスカーとアスクト

1.質問をする人物の呼び方 : アスカー(asker)
2.質問の対象となっている物/事/人物の呼び方 : アスクト(asked)

ホラリーでは、相談者はアスカー、相談内容はアスクトと表現されます。
「え? どうしてそんな呼び方するの?」と思われるかもしれませんが、説明の中で登場し始めると理由はすぐわかると思います。アスカーとアスクトで統一しておくと何かと便利なのです。
なお、クラシック占星術では伝統的に、アスカーはクォーラント(querent)、アスクトはクエズィテッド(quesited)と表現されます。本来はこちらの呼び方をされています。ですが、このサイトではわかりやすさを優先してアスカーとアスクトで統一します。

確認ルール2:占星術師が質問を理解して、占おうと決めた瞬間に合わせてホロスコープを作る

ホラリーのホロスコープは占星術師が質問を理解して、占おうと決めた瞬間に時間を合わせて作ります。
アスカーが相談内容を説明していて、あなたがまだ理解できていないなと思っているうちは、ホロスコープを作ってはいけません。
あなたが相談内容を理解し、「よし、占うぞ!」と思った瞬間に合わせてホロスコープを作ってください。
よくある誤解として、「相談する人が相談内容を思い浮かべた瞬間にホロスコープを作る」という方法が説明されていますが、この方法は使わないでください。
占星術師が質問を理解して、占おうと決めた瞬間です。
それでは、質問のメールが16時に届いて、そのメールを17時に見たらどちらの時間に合わせてホロスコープを作るのでしょうか?
これは、メールを読んで理解した時間の17時に合わせてホロスコープを作ります。しかし、もしその時はさっと読んだだけで、18時に改めて読み直して「よし、占おう」と決めたのなら、18時に合わせてホロスコープを作ります。

確認ルール3:占星術師がいる場所でホロスコープを作る

ホロスコープは地球上のいかなる場所でも作成することができます。
もしアスカーと占星術師が同じ場所にいれば、その場所に合わせてホロスコープを作ればOKです。
しかし現実には、手紙、メール、電話など、世界中のいろいろな場所から相談はやって来ます。
この場合、アスカーのいる場所ではなく、占星術師のいる場所でホロスコープを作成してください。

確認ルール4:コンピューターを使う

ホラリーをする時にはまずホロスコープを作り、それを元に占いをします。
このホロスコープを作る作業はコンピューターに任せましょう。
どのソフトを使っても自由です。無料のソフトでも大丈夫。
ソフトにこだわる必要はないので、とにかく占ってみましょう!

確認ルール5:一般常識も考慮しながら判断する

ホラリーで何かを占う時には、ホロスコープの表示だけでなく、「これは絶対ないよね、これならあり得るよね」という一般常識も考慮してください。
例えば、アスカーが日本に住んでいて、「ノルウェーに住んでいる人とネットでつい最近知り合ってつき合おうっていう話になっているんですけど…つき合えそうですか? ただ、ノルウェーへは年に1回行けるかどうかという状態なんです。言葉もわからないし彼も日本へは来れないみたいだし…」という相談を受けた場合、これはもう常識的にかなり難しいですよね。
そうすると、ちょっとやそっとの表示では難しいだろうなという前提でホロスコープを読んでいくことになります。