4.不妊治療(期間不特定)

2015/2/4 更新

不妊治療の占い方(期間不特定の場合)

「来月から、不妊治療を受けようと思っているんです。治療を受けていったら、赤ちゃんはできそうですか?」
妊娠する?のページで解説した方法は、「5月3日に受ける不妊治療」のように、治療を受ける日が特定されている場合に使います。
一方こちらは、「これから治療を受け続けていけば…」というもので、治療日は特定されていません。
「不妊治療を続けたら、いつかはわからないけれど、妊娠できる可能性はあるかな?」という質問を占う方法です。

デフォルト・オプション

こちらの場合は、アスカーの年齢を考慮に入れなければなりません。
アスカーが20歳くらいなら可能性は高いし、もし50歳くらいだと可能性は低いでしょう。

【不妊治療の占い方】
◆ロード1、ロード5、ロード7、ロード11、月のいるサインをチェック
◆ハウス1、5、7、11に対する、良い影響とダメージをチェック
◆ロード1、ロード5、ロード7、ロード11に対する、良い影響とダメージをチェック

ロード7(パートナー)とロード11(7+5-1=11)を考慮に入れるのは、旦那さんの生殖能力も考慮するためです。
ロード1、ロード5、ロード7、ロード11、月のうちの多くが豊作のサインにいれば可能性は上がるし、不毛のサインにいれば可能性は下がります。
その他のサインは真ん中くらいです。
不毛のサインがなければ、それだけでもかなり前向きな結果と言えるのですが、こういう質問をする場合、アスカーは既に不妊治療以外の色々な方法を試した後であることが多いので、不毛のサインが出てこないことはあまり期待できません。

次に、第1ハウス、第5ハウス、第7ハウス、第11ハウスに対して、良い影響があるかどうか、ダメージはあるかどうかをチェックします。
エッセンシャル・ディグニティの良い天体がこれらのハウスの中にいれば、良い影響があると判断し、エッセンシャル・ディグニティの悪い天体がいると、悪い影響があると判断します。

さらに、ロード1、ロード5、ロード7、ロード11に対しても、同じ方法でチェックします。
良い天体とアスペクトしているか、それとも悪い天体とアスペクトしているかをチェックして、妊娠の可能性を判断します。

ここまでチェックして可能性が低そうならば、そこで結果を伝えます。
もし可能性があるようなら、タイミングを考えます。

妊娠のタイミング

アスカーを表す天体と赤ちゃんを表す天体のアスペクトが、妊娠のタイミングを表します。
タイミングの考え方はいつも通り、サイン・ハウス法を使います。

注意点

第10ハウスが不妊治療を表すことはないので気をつけてください。
医療に関する占いでは、第10ハウスは「治療」を表しますが、不妊治療に関する占いで「不妊治療」を表すことはありません。

トランスレーションとコレクション

不妊治療について占う時、ホロスコープの中にトランスレーションやコレクションを見かけることがあります。
お母さんを表す天体と赤ちゃんを表す天体のアスペクトがなくても、第三の天体が結びつけているわけですね。
不妊治療は元々「お母さんと赤ちゃんを第三者が結びつける」性質を持つため、自然な成り行きなのかもしれません。
このときには、トランスレーションやコレクションをしている天体のエッセンシャル・ディグニティやレセプションに注意します。
アスペクトがあれば妊娠することを表すのですが、エッセンシャル・ディグニティやレセプションは、妊娠後に起こること(臨月で生まれてくるかどうかなど)を教えてくれます。

アスカーに対しての答え方

不妊治療はデリケートな問題なので、よくある答え方を2つ覚えておきましょう。
「見たところ、可能性は高くなさそうですね。しかし、この占いはホラリーには難しい分野なので、可能性が全くないということではありませんよ。」
「はっきり妊娠するとは言えませんが、妊娠する可能性は高そうです。不妊治療を受ける価値は十分ありそうですよ。」

また、どんなにはっきりとした答えがホロスコープに表示されていたとしても、結果を伝える前に、あなた自身の心とよく相談して結果を伝えてください。
「嘘はいけないけれど、見たもの全てを伝える必要はない」というルール?は、たぶんホラリーに限らず、どんな占いでも教えられている原則だと思います。

占いからちょっと外れて

妊娠については、夫婦の生活習慣や、食生活が大きく影響する分野です。
例えば、パン中心の食生活をしていると精子や卵子にあまり望ましくないそうです。
僕は専門家ではないのでここで説明することはできませんが、妊娠と食生活の関係については、調べてみると良いかもしれませんよ(*^_^*)