家の中の場所

2015/2/25 更新

探し物が家の外にあることがわかっている場合は、ハウスの意味のページを見て、探してください。
ここでは探し物が家の中にあることがわかっている場合の探し方を説明します。

探し物を表す天体がどのハウスにあるかに注目します。
ハウスを確認したら、このページで説明している場所を探してみてください。
探し物は、ホラリーの中でも、かなり成功率が低い占いになります。
それでも、僕が近所迷惑を顧みず、発狂する程には喜んだ占いです。

【家の中】

第1ハウス

玄関の扉、玄関、アスカー自身の部屋

第2ハウス

キッチン(第2ハウスは”食べ物”を表すから)、食料貯蔵庫、
クローゼット、洋服ダンス、小間物入れ
お財布の中、バッグの中

第3ハウス

郵便ポスト、郵便物の部屋(会社など)、おしゃべりする部屋、
廊下、ホール、階段の踊り場(特に1階の)
兄弟姉妹の部屋

第4ハウス

プライベートな部屋(反対の第10ハウスはお客さんを正式に招待する部屋)、地下貯蔵室(家の中の一番下の部屋)
お父さんの部屋

第5ハウス

子供部屋、育児室、ゲームルーム、遊び部屋

第6ハウス

執事やお手伝いさん用の部屋、用具室
ワンちゃんネコちゃんの部屋

第7ハウス

アスカーの配偶者の部屋

第8ハウス

トイレ(反対の第2ハウスは食べ物が入ってくるところ)
お風呂(汚れを取る場所)

第9ハウス

書斎、勉強部屋、仏壇、瞑想部屋
階段の踊り場(2階より上)

第10ハウス

家の中で仕事をする部屋
知り合い(友達ほど仲良しではない正式なお客さん)を招待する部屋(応接室)
屋根裏部屋(家の中で一番上の場所)
お母さんの部屋

第11ハウス

ゲストルーム(友達を招待する場所)

第12ハウス

物置、倉庫、ゴミ置き場
厩舎(馬や牛など、ヤギより大きな動物を飼っている場所)

隣の部屋

ここまで見てきたように、ハウスにはそれぞれ固有の部屋がありました。
第1ハウスはアスカーの部屋、第2ハウスはキッチン、などなど。
これとは別の方法に、「隣の部屋」というものがあります。
例えば、第2ハウスは第1ハウスの隣のハウスです。
そこから、第2ハウスは、「玄関(第1ハウス)の隣の部屋」という意味を持つのです。
すべてのハウスは、このように前のハウスの隣の部屋としての意味も持っています。
第1ハウスが玄関。
第2ハウスが玄関の隣の部屋。
第3ハウスは玄関の隣の部屋(第2ハウス)のその隣の部屋です。

地平線より下は1階。地平線より上は2階より上

第1ハウスから第6ハウスまでは、地平線より下です。
探し物を表す天体がこの場所にいる時、探し物は1階にあるでしょう。
また、第7ハウスから第12ハウスまでは地平線より上です。
探し物を表す天体がこの場所にいる時、探し物は2階か、2階よりも上の階にあるでしょう。
もちろん、2階がない家の場合には適用されません。
しかし、探し物を表す天体が風のサインにいる場合、探し物は2階より上の階にあるかもしれません。
例えば、探し物を表す天体が第2ハウスにいたとしても、2階より上にある可能性があるのです。

これらの方法で部屋が特定できたら、次に部屋の中の場所を特定します。

部屋の中のどこ?

1.サインを見る

【火地風水】
火:火を使う場所の近く、壁の近く、熱い場所の近く
地:床の上、地下
風:棚の上など床より高い場所、窓の近く、明るい場所(窓やテレビの近く)、2階より上の階
水:水の近く、ソファやクッションなど心地良い場所の近く

水のサインは面白いところで、例えば、CDがペットボトルの下にあったり、折り紙が日本酒のそばにあったりします。
水場に限らず、飲み物の近くも探してみましょう。

【柔軟サイン】
何かの中にある、もしくは挟まっている(バックの中や箱の中、棚の中など)

※活動サインや固定サインは、特別な意味を持ちません

【天体がサインの端にいる】
天体がサインの端(サインの境界の2、3度前後)にいるとき、その部屋の入口の近くや、その部屋にある棚などの扉の近くにある可能性が高くなります。
特に、その部屋の中にある棚の扉の傍(そば)だったり、バッグの中だったり、そういう「部屋の中の何かの仕切り」の近くにあることが多い気がします。

2.カスプを見る

サインの端と同じく、天体がカスプの近くにいるとき、その部屋の入口の近くにあるでしょう。
それから、天体が次のハウスのカスプの近くにいるとき、その部屋の入口から遠い場所にあるでしょう。

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◆補足
「火のサイン:壁の近く」と解説してありますが、ジョン・フローリーは2014年にこの記述を訂正しています。
「火のサインと壁は関連が無いので無視すべき」だそうです。

…困ったなーコレ!!(・∀・)
そうですね、えー、まぁ経験上、とても無視する気にはならないというお話でありまして、えー、本当に困っています。
しばらくは使い続けながら、研究してみます(^ω^)
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家の中か家の外か

探し物は、家の中にあるのでしょうか?
家の外にあるのでしょうか?
これを区別する方法はホラリーにはありません。
つまりクラシック占星術ではどうしようもないということです。
どちらも探すことになります。
結構悲しいですが…(;゚Д゚)

エッセンシャル・ディグニティその他

探し物では、アスクトのエッセンシャル・ディグニティ(本質の良さ)を考える必要はありません。
それどころか、ここで説明したこと以外は何も考えなくてOKなのです。
見当たらないだけで、いちいち品質が良くなったり悪くなったりはしないからです。
デフォルト・オプションとしては、「場所だけ知りたい!」といったところでしょうか?
(これ、デフォルト・オプションになってるのかな??)
とにかく、レセプションやアクシデンタル・ディグニティなどなど、考える必要はありません。
こういう所で、「占星術のルール」よりも「常識」を優先させます。

よくあるQ&A

Q:「第1ハウスは第12ハウスの隣ですか?」
A:想像力豊かですね!
そういう考え方は見たことがありません( ゚Д゚)
たぶん、考える必要はないと思います。

「第2ハウスは第1ハウスの隣」、とは考えますが、その反対に、
「第1ハウスは第2ハウスの隣」、とは考えません。
1→2→3であって、3→2→1とはならない、ということです。

ただ、順番通りに進むと12の次は1ですが、第12ハウスと第1ハウスには「隣り合う」という関連性はありません。

第12ハウスの意味は、物置、倉庫、ゴミ置き場、厩舎など。
第1ハウスの意味は玄関でした。
順番通りに考えると「第1ハウスにあるから…物置の横にある」という風に考えたくなるかもしれませんが、このようには考えません。
第12ハウスと第1ハウスには区切りがあるということですね。

Q:「第4ハウス(お父さん)の隣だから、第3ハウスはお父さんのハウスの隣なのですか?」
A:上の回答を参考にしてください。
やはり、考える必要はないと思います。

Q:「探し物を表す天体が第8ハウスにいて、トイレを探してなかったら、パートナーの部屋(第7ハウス)の隣を探すのですか?」
A:そうなると思います。
一つのハウスには色々な場所の可能性があります。
可能性が高そうなところから、一つ一つ潰していきましょう。

Q:「もっとハッキリ、探し物の場所はわからないのですか?」
A:難しいですね。
占星術はたった7つの天体、12のハウス、12のサインの組み合わせだけで、モノも場所も特定していかなければなりません。
そのため、かなりアバウトな場所しか表すことができないのです。

もしハウスが100個くらいあれば、玄関を6分割くらいして、上、下、左、右、前、後ろなどなどできたかもしれませんが、ハウスはたったの12個です。
諦めましょう(+_+)

しかし、がっかりすることはないと思います。
ホラリーで探し物を始めるとすぐに、なんて便利なんだろうと驚きます。
たった12のハウスではあっても、何も情報がないままに探すのと、どの辺りか見当がついた状況で探すのでは、見つかる確率がまるで違うからです。
できないことを嘆くより、できることを喜びましょう(*^_^*)