2015/3/25 更新
好きな人がいて、つきあえるかどうかを占う方法を説明します。
【つきあえる?】
◆ アスカーと相手を表す天体を見つける
◆ レセプションをチェックする
・お互いに対して良いレセプション(気持ち)を持っているかどうか
◆ アスペクトをチェックする
・アスカーを表す天体と相手を表す天体のアスペクト
アスペクトがあれば、接触する機会があることを表す
まず、天体の選び方で説明した方法を使って、アスカーを表す天体と相手を表す天体を探します。
その次に、お互いのレセプションをチェックします。お互いがマイ・サイン(大好き)ならば、可能性は高くなるでしょう。お互いがフェイス程度では、可能性は低くなるでしょう。
お互いの気持ちを確認したら、アスペクトを探します。アスペクトがあれば、接触する機会があることを表すので、レセプションが良い状態ならば、つきあうことができるでしょう。ただ、アスペクトがオポジションの場合は、関係が続く可能性は低くなります。もしくは、続いたとしても大変な努力を要して、後で後悔する可能性が高くなります。
もしレセプションが悪い状態でアスペクトした場合、つきあうことは難しいでしょう。
ただ、レセプションが悪い状態でも、もしコンジャンクションするようなら、どうなるか予想は難しくなります。もしかすると、一度くらいは体の関係に発展することもありえます。アスカーの置かれている状況から判断します。
なぜ予想が難しくなるのかと言うと、カップルは必ずしも、お互いのことが好きだからつきあうわけではないからです。お互いのことが嫌いでも、つきあう時はつきあいます。
「彼が私のこと好きじゃないのはわかってるんです。好きだったらこんなことするはずないですもんね。…けど、一人でいると、私って何のとりえもないし、涙が出てきちゃって、だから離れられないんです。ちゃんとつきあえる日はきますか?」
この例では関係が既に始まっているような始まっていないような状況ですが、まだ関係が始まっていない時でさえ、恋愛関係は複雑です。好きだからつきあうとは限らず、嫌いだからつきあわないとも言えず。
この辺りの気持ちがレセプションによって表示されるため、アスカーが置かれている状況が複雑な場合、レセプションの表示も複雑になります。
しかし、大まかに言えば、お互いに良いレセプションの状態でお互いを表す天体がアスペクトすれば、つきあえる可能性は高くなります。
両想いでも、アスペクトがなければ関係がスタートする可能性は低くなります。その気持ちが実る機会が訪れないためです。
ただし、その後、二人の状況が変われば、関係がスタートする可能性はあります。
例えば、「遠距離にいる彼とつきあえる?」
レセプションが両想いでアスペクトが見当たらない = つきあえる可能性は低い
しかしその後、彼女が彼の住んでいる近くに引っ越せば、関係はスタートするかもしれません。
結婚相手にいつ出会う?
「次つきあう相手にいつ出会う?」「結婚する人にいつ会える?」
この二つの質問は、同じ方法で占います。
【結婚相手にいつ出会う?】
◆ 次につきあう相手が表示されることが多い
◆ アスカーと相手を表す天体を見つける
◆ アスペクトをチェックする
・アスペクトはサインを超えて考える
◆ 結婚APの支配星のエッセンシャル・ディグニティをチェックする
・良い状態なら、良い出逢いになる可能性が高くなる
◆ どんな相手か
◆ どこで出会うか
◆ アスペクトがない時の考え方
この質問は多くの場合、「結婚する人にいつ出会えますか?」という形でやってきます。「次の出逢い(つきあうだけ)はいつ?」という質問は比較的少なくなります。
そこで、ホロスコープに「結婚する相手」が表示されてくれれば良いのですが、多くの場合、「次に出会う、恋愛関係になる可能性のある相手」が表示されます。
しかも、実際につきあうかどうかは関係なく、「この人と、つきあうかもしれない…」という相手が表示されます。例えば、何回か食事に行ってドキドキしたけれどそのまま終わってしまった…というような相手も表示されるのです。
ですから、残念ですが正直に言って、この方法で結婚相手が表示されることは、ほとんど期待できません。
もしこの方法で表示されたら、かなりラッキーです(-_-;)
では占い方を説明しましょう。
最初に、アスカーを表す天体と相手を表す天体を探します。
次に、アスペクトを考えます。この質問は長い期間に渡る質問なので、サインを超えてアスペクトを探します。サインを超えてアスペクトを探すので、アスペクトする前にストップしてしまった場合と、太陽とコンジャンクションしてしまった場合は他の天体を使ってアスペクトを探します。
タイミングはいつも通り、サイン・ハウス法から判断します。
この、「いつ出会う?」という質問では、レセプションをチェックする必要はありません。
出会うタイミングがまだ先のことなので、現在のレセプション(気持ち)を見ても、出会った時の気持ちが表示されないためです。
そこで、代わりに結婚APの支配星のエッセンシャル・ディグニティをチェックします。結婚APの支配星のエッセンシャル・ディグニティが良ければ良い出逢いになるでしょう。悪ければ、悪い出逢いになるでしょう。
つまり、アスペクトがあったとしても、結婚APの支配星のエッセンシャル・ディグニティが悪ければ、悪い出逢いになりそうですよ、ということです。
ですが…レセプションも結婚APの支配星のエッセンシャル・ディグニティも、あまりあてにならない印象です。当たっていたりいなかったり。えんぴつを転がすのと大差ない気がします。
「どんな人?」
質問されなければ、答えてはいけません。質問されないことは、ホロスコープには表示されないためです。
しかし、もしアスカーが質問した時は、「どのような人なのか」表示されているでしょう。
相手を表す天体はいくつかありますが、ロード7から、どんな人なのか、人物描写をします。3.身体的な特徴のページで説明した方法を使って、判断してください。
しかし…しかし、この方法、うまくいった覚えがほとんどありません(´Д`) 本当にうまくいくのこの方法?と、今でも半信半疑です。
昔から使われてきた方法だそうですが…どうなんでしょうか(-_-;)
何度か外して、そしてあまりに外れているのである方と大笑いしてから、僕はこの方法をもう…(・∀・)
「相手の仕事は?」
相手(ロード7)の仕事(10番目)、ロード4(7+10-12-1=4)から判断します。こちらも判断したことはあるのですが、当たっているとはとても言えないレベルでした。
恐らく、時代が変わり、仕事の種類が増えすぎたためでしょう。昔は、貴族、僧侶、教師、医者、兵士、農民、漁師、商人、職人、…と、職業はとても単純でしたが、現在は、もう頭がおかしくなりそうなほど無数の仕事があります。こんな複雑で多すぎる職業を7天体と4サインの分類から判断するのは、たぶん、かなり無茶なのではないでしょうか。
「相手のお金は?」
ロード8(第7ハウスから2番目)から判断します。こちらは、よく覚えていません。この方法はもう…(彼方への視線)
「どこで出会いますか?」
この時は、アクシデンタル・ディグニティが強い天体のいるハウスから判断します。
アプローチしている天体から判断しないように、注意してください。
例えば、水星が木星にアプローチしていても、水星のいるハウスから判断しないということです。
よく見かけるハウスは、第10ハウス(仕事)、第9ハウス(習い事や結婚紹介所)、第11ハウス(友人)など。珍しいところでは第4ハウス(自宅)というのがありました。自宅に訪問してきた営業さんと恋に落ちたそうです。
トランスレーションやコレクションもよく見かけるので、そちらも注意してください。ロード11(友人)がトランスレーションしていたら、「友達の紹介になりそうです。」
アスペクトが無い時は、どのように考えるのでしょうか?
実は、アスペクトが無い時はよくあります。
そしてその多くの場合、アスカーを表す天体が、ロード7や相手を表す天体とオポジション(180度、反対のサイン)からセパレートしていることでしょう。
これが一番多く、かつ難しい問題です。
まだ出会っていない相手と、オポジションからセパレートしているはずがありません。
「最近、別れというか、何かそのような心当たりはありませんか?」と訊いてみましょう。
たぶん、「実は最近好きな人と別れてしまったんです…」というお話になります。
そうすると、そのホロスコープには、その相手が表示されていることになり、つまり本当の悩みは「別れて辛い…」なので、アスカーを表す天体と相手を表す天体の間のアスペクトは、新しい出逢いを表示していないことになります。
この場合は、今のアスカーの本当の悩みを聞いて、たぶん、「彼の気持ちはどうですか? もうやり直せる可能性はありませんか?」という質問を占うことになるでしょう。
もちろん、「次の出逢いはなさそうです」という場合もあるでしょう。しかし恐らく、アスカーは「次の出逢い」に焦点を合わせることができるような気持ちになれないくらい、弱った状況にいるのではないかと思います。
本当に相談したいことは何か、まずはそれを特定することに集中してください。
アスカーが弱っている状況を考えてみましょう。
アスカーを表す天体のエッセンシャル・ディグニティがとても悪い状態にいたら、アスカーが、何かとても辛い状況にいることを表します。たぶん恋愛についてだと思いますが…
それでも、ある程度天体が進むと、これからマイ・サイン(エッセンシャル・ディグニティの良い状態になる)に入ろうとしていたりします。
これは、アスカーが「マイ・ハウス(サインは昔、天のハウスと呼ばれていました)」に入って、つまり自分の家や部屋に入って、傷口を癒そうとしている姿を表しています。
あと4度でマイ・サインに入ろうとしていたら、「あと4ヶ月ほどで、やっと辛い時期も終わり、少しずつ元気が出てきそうですよ。」
これが、アスカーの求めていた答えになったりします。最初は「いつ結婚相手に出会えますか?」と相談されていても、何が答えになるのか、わからないものです。気をつけてください。