8-2.タイミングの微調整

2016/10/13 更新

タイミングを微調整する方法を学びましょう。
イベント・アスペクトまでの度数からある出来事が起こるタイミングを予測しても、正確にそのタイミングで出来事が起こるとは限りません。例えば、ある出来事が起こるタイミングを7日後と予測したものの、6日後や9日後にその出来事が起きたというように、タイミングが少しずれることがあるのです…って、それくらい問題になりませんよね!?
いや、これからそのずれを微調整する方法は紹介しますが、それくらいの誤差はありますよ、とアスカーには伝えてください。
例えば、5度という数字が出てきて、5週間くらいと判断したら、「5週間くらい後になりそうです」で良いでしょう。例えばそれが実際には4週間だったとしても、文句を言う人なんていませんよ。
このように、ホラリーに表示されるタイミングは基本的にあまり厳密に捉えず、アバウトに捉えておいてください。
ホラリーに表示されるタイミングは、時々ピタッと当てはまってしまう人がいて、例えば37日後くらいに…と伝えたら、本当に37日後にその出来事が起こってしまったりもするのですが、基本的には数日くらいの誤差は常に発生するものと思っておきましょう。
なお、ここで挙げる方法は期間の単位が変わる方法ではなく、数字の微調整に使う方法です。6週間を6ヶ月や6日にするような方法ではなく、6週間を5週間や7週間に修正していく方法です。

【タイミングの微調整方法】
 1.アプローチしている天体のスピードがとても速い/とても遅い時
 2.順行天体と逆行天体のイベント・アスペクトはタイミングが早まることがある
 3.出来事が起こるタイミングが、イベント・アスペクトまでの度数の大体半分くらいになることがある

1.アプローチしている天体のスピードがとても速い/とても遅い時

アプローチしている天体のスピードがとても速い時やとても遅い時には、その出来事の起こるタイミングが早くなったり遅くなったりすることがあります。
例えば、月は普段一日に13度程度進む天体ですが、一日に14度以上進むことがあります。すると、月が10度でアスペクトするにも関わらず、10日後ではなく9日後や8日後にその出来事が起きることがあるのです。
天体の進むスピードについては5-1.逆行とスピードを確認してください。

2.順行天体と逆行天体のイベント・アスペクトはタイミングが早まることがある

順行天体と逆行天体のイベント・アスペクトでは、その出来事が起こるタイミングが早まることがあります。
例えば、逆行している木星に対して水星があと10度進むとイベント・アスペクトする時、その出来事が10日後ではなく9日後や8日後に起こることがあるのです。

3.出来事が起こるタイミングが、イベント・アスペクトまでの度数の大体半分くらいになることがある

稀に、出来事が起こるタイミングが、イベント・アスペクトまでの度数の大体半分くらいになることがあります。
例えば、5度なら3度くらい、4度なら2度くらいに置き換えるとうまくいってしまうことがあるのです。
理由はきれいさっぱり不明です。例外なのでしょう。
ただし、ネイタルに進んだ時、ソーラーリターンやルーナーリターンを読んでいく時この方法の重要性は飛躍的に上がり、常に意識することになります。