4.色々な注意点

2015/3/25 更新

恋愛・結婚に関する質問を占う時の色々な注意事項をまとめておきます(^^)

女性を表す天体がコンバスト

女性を表す天体が、男性を表す太陽とコンバストしているとき、その女の人が男性の魅力にクラクラしている状態を表します。イグザルテーション(熱中)と同じような状況と考えてよいでしょう。
たとえレセプションが悪くても、「彼の魅力に参ってしまっている状態」を表します。

女性を表す天体のエッセンシャル・ディグニティが悪く、金星に対して強いレセプションを持っている時

女性を表す天体のエッセンシャル・ディグニティが悪く、金星に対して強いレセプションを持っている時は、女性として注目して欲しい、女性として扱って欲しいという気持ちを表すことがあります。
「どうして? 私に魅力がないってこと? 女として扱ってよ!(+_+)」

男性も同様です。男性を表す天体のエッセンシャル・ディグニティが弱く、太陽に対して強いレセプションがある時、男性として注目されたいという気持ちを表すことがあります。

強いレセプションがなくても関係は続く

「別れようとまでは思わないけど、彼に不満があって…」
アスカーと相手が、既にある程度の期間つきあっている関係なら、アスカーを表す天体と相手を表す天体との間に強いレセプションがなくても、概ね関係は続きます。
もしオポジションなどの悪い印があれば関係が破綻する可能性が高くなってしまいますが、ホロスコープの中に特にイベントや変化が表示されていなければ、関係は続くでしょう。
「何も変化が無い = このまま関係が続く」と考えるのです。
レセプションは大切な要素ですが、状況によっては、それほど重要にならないこともあるのです。
例えば、結婚50年目の夫婦の間のレセプションなら、タームやフェイスでも十分なわけです。この辺りは、現実的に判断してください。

ロード1がロード7の支配星の支配するサインにいる時の解釈

天体が支配するサインを覚えていますか?
火星はおひつじ座とさそり座、金星はおうし座とてんびん座…。
実は、ホロスコープを作った時にロード1がデトリメントにいれば、支配星の関係上、必ず、ロード7に対するレセプション(気持ち)がマイ・サイン(大好き)になるのです。
同じことがロード7についても言えます。ロード7がデトリメントの状態ならば、ロード1に対するレセプションは必ずマイ・サインになります。

太陽と月以外の天体は、支配するサインが2つありました。つまり、太陽と月以外の天体は、デトリメントになるサインが2つあるということです。太陽と月はひとまず置いておいて、その他の天体について説明しましょう。
デトリメントになるサインの一つは決まっていて、アセンダント(Asc)のサインの反対のサイン、つまり第7ハウス・カスプのあるサインです。これはいいですよね?おひつじ座の支配星の火星は、反対のてんびん座で必ずデトリメント。おうし座の支配星の金星は、反対のさそり座で必ずデトリメント…となるからです。
そして、もう一つデトリメントになるサインがあるのですが、それは天体によって異なります。例えば、アセンダントがてんびん座なら、ロード1は金星になり、反対のサインのおひつじ座でデトリメント、さらにもう一つ、隣のさそり座でもデトリメントになります。

この時、「エッセンシャル・ディグニティがデトリメントでロード7に対するレセプションがマイ・サインになる2つのサイン」は、それぞれ、持つ意味が異なる可能性があるのです。
一方は純粋に「大好き」という状態を表し、もう一方は、「とても惨めだから、あなたのことが大好き」という状態を表します。それぞれ見ていきましょう。

7house-Lord1-7th-01
ロード1が第7ハウス・カスプのサインにいる時、ロード1は必ずデトリメント(損害、衰弱)になります。この時は、エッセンシャル・ディグニティの悪さは問題になりません。「ロード1(アスカー)は、ロード7(相手)のことが大好き」と素直に解釈します。または、「ロード1(アスカー)は、ロード7(相手)のことが大好きだから、弱い立場にいる」と解釈することもできるでしょう。いずれにせよこの時は、ロード1のエッセンシャル・ディグニティの悪さは無視します。

7house-Lord1-other-01
ロード1が、第7ハウス・カスプのサインではないサインでデトリメントにいる時は、注意が必要になります。この時は、エッセンシャル・ディグニティの悪さが問題になる可能性があります。
「今私はとても惨めな辛い状況にいて、私を救ってくれる人はあなたしかないと思ってる。あなただけが、私を今の惨めな状況から救ってくれるの。」
単純に「大好き」と解釈して問題ない時もあるのですが、このように解釈すると意味が通る時もあるのです。