6.その他の取引

2014/12/24 更新

取引がまとまるかどうか

家以外にも、色々な種類の取引がありますよね。
ある取引がまとまるかどうかは、家の売買と同じ方法で判断をします。
探すアスペクトはロード1(アスカー)とロード7(取引相手)のアスペクトです。
不動産を取引する場合には、家の売買で説明したのと全く同様にロード4も考慮に入れて判断してください。

動産の場合

※動産というのは、不動産と違って、持ち運びができる資産のことです。ざっくり言うと家や土地以外の全てです。

もし取引の対象が動産の場合も、やはりロード1とロード7のアスペクトを探します。
もちろんレセプションにもよりますが、アスペクトがあれば取引が成立する可能性が高くなるし、アスペクトがなければ取引が成立する可能性は低くなります。
取引対象が動産の場合、オポジションのアスペクトは後悔を表すので、オポジションが出てきてしまった場合、取引は避けましょう。

いつも通り、もし取引相手がある特定のハウスで表される相手の場合は、ロード7の代わりにそのハウスの支配星を使います。
例えば、「友達は車を売ってくれる?」
取引相手は友達なので、ロード7の代わりにロード11を使います。

売買すべきかどうか

「この壺/車/服を買うべきかどうか?」

ロード2の状態をチェックします。
チェックの仕方は、株の売買で説明した方法と同じです。
ロード2のエッセンシャル・ディグニティの変化を見ます。
これは、「”アスカーのお金”が”壺/車/服”などに変化する」という風に考えて判断する方法なので、ロード2の変化をチェックするのです。
もしロード2が金星で魚座の27度にいれば、これからおひつじ座でデトリメントに入ることになります。(必ず金星の進む方向をチェックしてください。もしかすると逆行して牡羊座に入らないかもしれません。)
金星がおひつじ座に入るなら、これはロード2の悪い変化ですよね?
イグザルテーションからデトリメントになるのですから。
この場合は、買うのは良くないと判断します。

しかし、もしエッセンシャル・ディグニティが悪かったとしても、その天体がそのサインにいることで、「状況を正確に描写している」のならば、買っても大丈夫です。
例えば、フェラーリのようにカッコイイ速い車が欲しい時、金星(目立つ!豪華!カッコイイ)が牡羊座である火の活動サイン(燃えろガソリン!唸れエンジン!ハイウェイをぶっ飛ばせー! ああ、車に興味ないのがバレバレの解説でごめんなさい)にいることは、状況を正確に描写しているので、問題があるとは見なしません。
「あ、状況を正確に描写しているんだな」と考えるだけです。

また、取引相手に対して信頼できるかどうか不安がある時には、ロード7のエッセンシャル・ディグニティをチェックします。
もちろん、基本的には、アスカーが質問した時だけですよ?
アスカーが「この取引相手と取引をしても問題ありませんか?」と質問した場合に、チェックするのです。
質問されていないのにチェックしてもあまり意味はありません。
ただ、時たま、危ない表示が出ることもあります。
そういう時は、アスカーに訊いてみましょう。
「この取引相手は、特に問題のない相手ですか?」

うーむ…この「動産を買うべきかどうか」は、第2ハウスで説明した方が良い気がしますね(・_・)

この場所(ビジネス)を買う/借りると利益になるかどうか

・ある場所を買う、もしくは借りて農業などを始める
・あるお店を買う、もしくは借りる(例えば美容院など)
このような場合、第4ハウスがその場所やお店を表します。
アスカーが買い手か借り手なので、第7ハウスが売り手、もしくは貸し手を表します。

第10ハウスは、買う時/借りる時の価格を表します。
価格が高すぎたり、もしくはお手頃価格だったり、判断の助けになるでしょう。

しかし、最も重要なのはロード5です。
ロード5は、第4ハウスからの2番目のハウスなので、その場所やお店からの収益を表すためです。
買う時の価格が高くても低くても、収益にならなければ仕方がありません。
それから、第4ハウスか第5ハウスにエッセンシャル・ディグニティの良い天体がいたりすれば、とても良い印です。
特にその天体が第5ハウスにいると、収益に良い影響がある何かがあるよ、ということを表すのでステキです。
逆に第5ハウスにエッセンシャル・ディグニティの悪い天体がいると、収益に対するダメージを表すので注意しなければなりません。

アスカーの立場

もしロード1が第7ハウス・カスプのすぐ中にいればアスカーが取引の上で弱い立場だよ、ということを表します。
ただしこれは、取引が成立しないというわけではありません。ただ弱い立場だよ、ということだけを表します。
実際に取引がまとまるかどうかは、他の要素から判断します。

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◆注意
この質問は、「この仕事はうまくいく?」と同じ質問ではありません。
あくまでもその場所から上がる収益がポイントになります。
「美容師として成功する?」ではなく、「この美容院を経営することで利益になる?」という質問なのです。