6-4.ミューチュアル・レセプション

2017/9/28 更新

ミューチュアル・レセプション(Mutual reception)

お互いのレセプションが良い状態は専門用語でミューチュアル・レセプションと呼ばれています。
よくよく考えてみればミューチュアルというのは「お互いの」という意味なので、これはちょっとヘンな言葉ですね。
お互いに良いレセプションなんだから、グッド・ミューチュアル・レセプションという言葉の方がしっくりきます。
長かったかな?

話を戻しましょう。
このように天体同士のレセプションが良い場合、主役の天体同士にイベント・アスペクトがなかったとしても、天体同士がセパレートしていたとしても、そのセパレート・アスペクトがオポジションであったとしても、両天体のイベント・アスペクトによって示される出来事がすんなり起こる可能性があります。
JF式でもCL式でも、お互いのマイ・サインかイグザルテーションにいると良いと説明されています。
朝比奈式でも、天体同士のレセプションが良いと判断した時には同じように解釈します。

◆ ミューチュアル・レセプションの天体は、お互いの場所を交換しているようなもの?
ミューチュアル・レセプションについては、CL式やJF式で次のような説明を見かけます。
「2つの天体がミューチュアル・レセプションの時、天体はお互いの場所を交換していると考える。」
もしこの考え方で良いとすると、サインについて考える意味はなくなってしまいますよね?
この考え方は誤りです。