5-5.月のボイド

2016/12/12 更新

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※このページにはアスペクトなどの単語が登場するので、第1部が終わってから見直してみてください。
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月のボイドは使用しないので、このページは昔を懐かしむ感じで

このページで月のボイドについてあれこれ書いたのは2015年の1月頃でした。
月がボイドにいれば特別な変化(イベント)が起こらない、アスカーに変化(イベント)を起こす意思がない…などなど。
それから1年以上が経ち、現在僕は月のボイドという要素をまったく考慮しなくなりました。月のボイドについてこのページで書かれている意味は無視してください。
月がボイドにいるいないは、イベントが起こる起こらない、アスカーがイベントを起こす意思があるないとはまったく関連がありません。クラシック占星術のどの分野においても、月のボイドは考慮する必要のない要素です。
より正確に言えば、月のボイドなどという要素は、クラシック占星術には本来存在していないものだと思います。これは後世、おそらくは占星術師の護身術(下の方に詳しく書いてあります)として考案されたものに、そのうち尾ひれがくっついて変化を遂げたものでしょう。現代という時代を考えた時このような護身術を考慮する必要はなく、もちろんそれに伴い考案されたであろう諸々の意味も考慮する必要はないと思います。
ただそうは言っても、月のボイドはクラシック占星術の中でさえとても有名になってしまった要素であり、ホラリーに関してというか、もはや西洋占星術全体を眺めても最も誤解されている要素だろうということも理解しています。
「今は月がボイドにいるって知ってたのに、(つまり占えないって知ってたのに、相談に)来ちゃいました。」
「その日はボイドの時間だったのに契約しちゃって…(だから取り消しになるんじゃないか不安なんです)」
このような考え方はすべて月のボイドについての誤解に基づいているものなので、このような誤解を解消するためにもこのページはこのまま残しておきたいと思います。
ホラリーを学んでいるあなたに覚えておいていただきたいことはただ一つ。
月のボイドを使う機会は存在しない、ということだけです。

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月のボイド(Void of course:アスペクトをしないでサインを通過)

「月のボイド」は、ホラリーで最も有名なルールの一つかもしれません。
「月がボイドにいると、ホラリーで占うことはできない。」
「月がボイドにいると、特別なことは起こらない。」
色々な噂が飛び交う月のボイドですが、ここで誤解や疑問を解消しておきましょう!

◆言葉の定義
 【Void】:欠けている
 【Void of course】:欠けている道
 【Void of course Moon】:欠けている道に月がいる状態

言葉の定義を見るとわかる通り、月のボイドとは、月が「欠けている道」にいることを表します。
何が欠けているのかというと、「アスペクトが欠けている」のです。
「アスペクトが欠けている状態」を、月のボイドと呼ぶんですね。(「アスペクトが欠けている」という意味については下で解説します)
ホラリーでは、ホロスコープを作った時に月がボイドにいると、「特別な変化が起こらない/変化を起こす意思がない」という意味を持つことがあります。

月のボイドの意味:「特別な変化が起こらない/起こす意思がない」

1.特別な変化(イベント)が起こらない
2.変化(イベント)を起こす意思がない

ホロスコープを作ったときに月がボイドにいると、アスカーの置かれている状況が変化する可能性は低くなります。
例えば、「仕事、クビになりますか?」
質問した時に月がボイドにいれば、変化が起こる可能性は低いと考えて、「クビになる可能性は低そうです。」
さらに、アスカーに「行動を起こす意思」が欠けている可能性が高くなります。
「転職した方が良いですか?」
月がボイドにいたら、アスカーの行動する意思が欠けているために、「転職する可能性は低いでしょう。」
このように月がボイドにいると、良くも悪くも状況が変わる可能性が低くなります。

技術的な説明

「月のアスペクトが欠けている」とはどういう意味でしょうか。
これは、月が、ホロスコープを作った時に月がいるサインを通過する間、他の天体とアスペクトしないことを表します。
下のホロスコープを見てください。

moon-void-nextsign-aspect-001

月はやぎ座23.88度にいますね。
月が今いるサインを通過する間、他の天体とアスペクトをしなければ月はボイドなので、このやぎ座のサインを通過する間に他の天体とアスペクトしなければ、月はボイドです。
もしやぎ座にいる間に他の天体とアスペクトすれば、月はボイドではありません。
実際に見てみましょう。
月は逆行しないので、他の天体が23.88度より大きい数字の場所(25度、28度、29度など)にいればアスペクトすることになり、ボイドではなくなります。

水星:3度
金星:23.63度
太陽:22度
火星:12度
木星:6度
土星:1度

月以外の天体は、すべて23.88度より度数の小さい場所にいますね。
ということは、このホロスコープでは、月はボイドにいることになります。
慣れると簡単に見分けられるようになりますよ(^0_0^)
また、こんな時もボイドになります。

【こんな時もボイド】
 1.15度程度アスペクトが無い時
 2.アラビアン・パートとアスペクトする時
 3.月が1回もアスペクトをせずにサインを通過する時

 ※正確にはもう1つ滅多に使わないルールがあるのですが、説明が長くなるのでページを改めます。

1.15度程度アスペクトが無い時

例えば、みずがめ座の5度にいる月がみずがめ座20度に進むまで(20-5=15)他の天体とアスペクトをしない時、この時も月をボイドと見なすことがあります。
これはアスカーが実際に「行動を起こそう!」と決心するまでに非常に長い時間がかかることを示します。
特にハッキリした数字ではなく大体15度くらいです。

2.アラビアン・パートとアスペクトする時

月がアラビアン・パートとアスペクトをしても、月のボイドを防ぐことはありません。
月と他の天体との関係だけが判断要素になります。

3.月が1回もアスペクトをせずにサインを通過する時

非常に珍しいケースですが、月がどの天体にもアスペクトをしないまま、1つのサインをまるまる通過することがあります。
下のホロスコープを見てください。

moon-void-feral-001

月がおうし座7度にいます。
月は、おうし座の0度~7度まで全くアスペクトをせず、しかもこの後おうし座を通過し終わるまで一度もアスペクトをしません。
これは月のボイドを強調した状態です。
この場合は、状況の変化がほとんど何も望めません。
しかし珍しすぎて、たぶんお目にかかれないのではないでしょうか。
チャートの例を探して、見つけることができませんでした。
このホロスコープ、金星と火星が消えていますね?
金星と火星がいるとアスペクトしてしまうので、退場してもらったのでした(^_^;)
しかし、ボイドでもイベントが起こることもあります。

【ボイドでもイベントが起こる時】
 1.主役の天体同士がイベント・アスペクトをする時
 2.サインが変ってすぐにアスペクトする時

1.主役の天体同士がイベント・アスペクトをする時

主役の天体同士がイベント・アスペクトをする時、月のボイドであってもそのイベントは起こります。
こういう時はイベントが簡単に起こるので、月のボイドにこだわる理由は失われます。

2.サインが変ってすぐにアスペクトする時

ホロスコープを作った時、月がボイドにいると特別な変化が起こらないことがある、と説明しました。
ところが、月が次のサインに入った瞬間(サインの始まりの3、4度くらいまで)に他の天体とアスペクトする場合は、月のボイドにも関わらずイベントが起こる可能性があります。
「月は、今はボイドにいるけれど、サインが変わった瞬間にボイドではなくなる」と考え、「すぐにボイドではなくなって、イベントが起こるよ」と解釈するのです。
「今は…って、それじゃ次のサインの最初の部分までアスペクトを考えないと仕方がないってこと?」
その通りです。「月のボイド」にこだわると、サインが変わった瞬間にアスペクトがあった場合、そのアスペクトを見落とすことになってしまいます。
また、サインが変わった後のアスペクトを見つけた場合には、アスカーの質問と状況を見直してください。
アスカーの質問と状況が、「何かしらの状況の変化」を持ち合わせていない場合、このアスペクトがイベントを引き起こす可能性は低くなります。
言い換えると、サインが変わった後のアスペクトがイベントを示している時、「サインの変化」は「何かしらの状況の変化」であるはずなのです。
ボイドの解説も含めて、例を見てみましょう。

いつ抽選に行けばいい?

いつ抽選に行けばいい?

(詳しい解説はショーが観たい!参照)

アスカーはあるショーが観たいので、「いつ抽選に行けばいい? それから夕方と夜どちらのショーに応募すればいい?」と質問しています。
まず、このホロスコープは「月のボイド」の時間帯に質問されています。
月はてんびん座25.60度にいて、このまま他の天体とアスペクトをせずにてんびん座のサインを通過します。
イベントに関する質問で月のボイドが登場していますね。
そうすると「占うことができない」もしくは「イベントは起こらない」と誤解される可能性もありますが(この誤解については後ろの方で説明します)、実際には占うこともショーを観ることもできています。

※正確には、この質問で登場するホロスコープはホラリーと呼ぶべきかエレクショナルと呼ぶべきか曖昧なホロスコープです。しかし、どちらにせよイベントが起こったことに変わりはないので、むしろ「ホラリーでもエレクショナルでも月のボイドは気にする必要がない」ことがよくわかるのではないでしょうか。
※こちらのホロスコープも月のボイドのものです。
クッキーを食べたのは誰?

次に、サインが変ってからのアスペクトについても説明しましょう。
このホロスコープでは、月が今いるサインを変わってから水星にアスペクトしています。
「サインが変わってからアスペクトしている」ので、アスカーの質問と状況を見直します。
アスカーの質問と状況が「何かしらの状況の変化」と関係しない場合、このアスペクトがイベントを引き起こす可能性は低くなってしまうからです。
質問を見直しみると「…夕方と夜どちらのショーに応募すればいい?」
「夕方」と「夜」が出てきています。
これなら、状況の変化として適切ですね(^_^)
「サインの境界線が、夕方のショーと夜のショーを隔てる境界を表している」と考え、「このアスペクトはイベントを引き起す可能性が高い」と考えるのです。そして、実際にこのホロスコープではイベントを引き起しました。
また、よくある状況の変化として、「2012年 → 2013年」のような年をまたぐ変化や、「引っ越した後」のような環境の変化などがあります。
見つけられるようになるとワクワクしちゃいますよ!がんばってください!

重要なチェック点:月がサインの終わりの方(サインの27度以降)にいれば…

最後に、月のボイドでも、月がサインの終わりの方(27度より後ろの方)にいれば(イベントには関係が無いかもしれませんが)その変化自体が重要な意味を持つ可能性があります。
もし月がサインの終わりの方にいれば、月はこれからサインを変わろうとしているところですよね?
サインが変わることで、月のエッセンシャル・ディグニティ(本質の良さ)や、月のレセプション(好き嫌い、関心)が、大きく変わる可能性があります。
これは大きな変化です。
ただ、イベントには直接関係しないかもしれません…だから、月のボイドの持つ意味が有効になる可能性もあります(・_・)
イベントに関係するかどうかは、質問によりけりです。
色々ホロスコープを見ていくうちに、徐々にわかるようになってくるはずです(^^)

ボイドの誤解

1.月がボイドにいると、占いができない?
2.月がボイドの時間帯は、大切なことを決めない方がいい?

モダン占星術を勉強してきた人には、一番気になるところかもしれませんね。
さっそく説明していきましょう!

1.月がボイドにいると、占いができない?

月がボイドにいると、占いができないと考えている方が多くいらっしゃるようです。
しかし実際には、月がボイドにいてもいなくても占いに支障はありません。
ただ、「今ボイドの時間帯ですよね。占えないってわかってたのに来てしまいました…」というようなお話や、「月がボイドにいるとホラリーで占うことってできないんですよね?」という問合せがあまりにも多いので、色々理由を探してみました。
すると2つほど理由らしきものを見つけました。

1-1.月のボイドは護身術?
1-2.月のボイドとイベントの関係について

1-1.月のボイドは護身術?

最も説得力があると思われる説明は、「占星術師が、自分自身の命を守るため」というものでした。
占星術師が自分の命を守るために、「月のボイドだと占うことはできない」というルールを作り出したということです。
歴史を一覧にしましょう。

【月のボイドが生まれるまで】
 1.占星術を学ぶには果てしなくお金がかかったので、スポンサーが必要だった。当時、占星術師のスポンサーになれるような大金持ちは国王くらいしかいなかった
 ※原因1.紙がとてつもなく高価(パピルス文書や羊皮紙)
 ※原因2.電気がない時代(夜勉強するにはろうそく必須。しかしろうそくは高価で庶民には手が出ない時代。お昼に勉強すればいい?でもお昼に勉強してたら、生活費はどうしましょう)
 ※原因3.高度な教育が必要(読み書きそろばんができることでさえ、支配階級の特権だった時代。占星術は簡単な計算ではとても不可能な高等数学が必須)
 2.このため占星術師は、国王のためにしか占星術を使うことができなかった(占星術が貧しい庶民のために使われる機会はなかった)
 3.国王が気に食わない占い結果を伝えただけで、占星術師は殺される危険があった(気ままに占うことは不可能だった)
 4.殺されないために、防衛策が必要になり、「占い前の考察作業(占いが可能かどうか考察する作業)」が発達した
 5.月のボイドは、この「占い前の考察作業」の一つとして考案された

こんな感じです。
おおっ!わかりやすいですね(゚Д゚)ノ
たぶん、「3.気に食わない占い結果を伝えただけで、国王に殺される危険があった」の項目だけは説明が必要でしょう。
結果を伝えただけで、殺されるの? 外れたら、ではなく?」と思いますよね。
しかし間違いではなく、気に食わない結果を伝えただけで殺される危険があったようです。
何処の国の話か忘れてしまいましたが、当時は戦いの結果を知らせる伝令でさえ命がけだった時代です。当時の伝令は、「勝利」の知らせを持って走れば、母国に到着すると大歓迎を受けて贅沢を許されました。逆に、「敗戦」の知らせを持って走ると、母国に到着した瞬間に殺されていたのです。
伝令は、戦争の結果を伝えただけなのに!
古代ローマ人の繁栄期を除けば、クラシック占星術が生きてきた時代はこのように血まみれだらけの時代がほとんどでした。

このような時代背景を頭に入れて、あなたが占星術師として働いているところをちょっと想像してみましょう。
仕える国王は、何でもかんでもすぐに殺すか奴隷に落とすような暴君です。
ある日、この暴君からこんな質問を受けました。
「隣の国のお姫様をお嫁さんにしたい。結婚できるかどうか?」
これ、ヤバイですよね。
できないって言ったらどうなるんでしょうか。敗戦扱いでしょうか、首を刎ねられるんでしょうか。
ホロスコープを見てみると、あら残念。お姫様は他に好きな人がいるみたい。可能性は低そうだ。でも、そのまま伝えていいのかな?
先週も隣の国で、占星術師が首を斬られたという話を聞いたばかりなんだけど…
困りに困って、こう答えます。

「おお、偉大なる我が君よ、畏れ多くも、そのことについては占うことができないのです。ホロスコープを作ってみましたが、月がボイドにいたのです。月がボイドにいると占いは不可能なのです。ほら、テキストにもそう書かれています。ここです。ほら、書いてあるでしょう? だから占うことはできないのです。許して。お願い。殺さないで。」

これが、「月がボイドにいる時には占いができない」というルールの起源だそうです。
ひいては、数多くある、「こういう時には占いができないルールのまとめ = 占い前の考察作業(The Considerations before Judgement:占い前の考察)」の発達に繋がったそうです。
(リンクのページには載せませんでしたが、月のボイドはこの考察作業の代表のようなものでした)

現代は、占星術師が自分を守るために色々な工夫をこらす必要性は薄れています。
そのため、少し例外もありますが、「占い前の考察作業(The Considerations before Judgement)」を意識する必要性はほとんどありません。良い時代になりました(@_@;)
ただ、もしかしたら月のボイドには他にも理由があるのかもしれないので、何か見つけたら更新します(^^)

※余談になりますが、ここまでの説明を読んで「宮廷占星術師」という言葉が実は少し不自然だということに気づきましたか?
お金のかかる占星術師は当時宮廷にしか存在できなかったからです。占星術師と言えば宮廷占星術師以外ありえなかったんですねー(=゚ω゚)ノ
現代では占星術なんて誰でも勉強できますよね。なんて素晴らしい時代でしょうか!
さて、「月がボイドにいると占いができない = 占星術師の護身術だった」ということで話を次へ進めます。

1-2.月のボイドとイベントの関係について

「月がボイドにいると、質問されているイベントが起こらない」という考え方があります。
こちらはどうなのでしょうか?
こちらは月がアスペクトをしないわけですから「月のアスペクトによるイベントは起こらない」ことになり、一見筋が通っているように思えます。
しかし、質問されているイベントが起こるかどうかは、前述の通り月のボイド以外の要素も組み合わせて総合的に判断することなので、月だけが判断の要素になることはありません。主役の天体やアクシデンタル・ディグニティなどなど、色々な要素を組み合わせて結果を判断します。
「月のボイド」が重要になるかどうかは、「質問の内容」と「アスカーの置かれている状況」と「ホロスコープの総合的な判断」に左右されます。
すべての要素を考慮した結果、月のボイドが重要だと判断した時だけ、月のボイドが持つ意味を重要視するのです。
そして月のボイドが重要になる状況は、続けているうちにわかるようになるのですが、とても稀なのです。

月のボイドを重要視する機会(質問)が少ない理由

アスカーからの相談内容は、イベントに関係するものと関係しないものがあります。
イベントに関係しない質問の場合、そもそも月のボイドを考慮する意味がありません。それに、月以外の天体がアスペクトすることでイベントが起こる場合もあります。
まずイベントに関係する質問から考えてみましょう。
「オリンピックで金メダルは獲れる?」
これはイベントについての質問ですね。月のボイドが関係するかもしれません。
一方、「彼は私のことどう思ってる?」
これは相手の気持ちを知りたいという質問なので、月のボイドは関係しないでしょう。相手の気持ちはイベントとは無関係だからです。(ただ、こういう質問の時でも、今後の成り行きについてのイベントがホロスコープに表示されることはあります)
以前、僕は月のボイドについて少し大げさに書きすぎていました。
月のボイドは確かにアクシデンタル・ディグニティの要素の一つです。
しかしアクシデンタル・ディグニティとしての重要性は低く、ホロスコープに出てくる他の強い要素によって簡単に無効になってしまいます。よく確認しましょう!

2.月がボイドの時間帯は、大切なことを決めない方がいい?

「月がボイドの時間帯だから、契約が無効になってしまった…」
「月がボイドの時間帯だから、大切なことは決めない方がいい…」
「月がボイドだから…」で始まる色々な噂があるようです。

なぜこのような噂が広まったのか理由を考えてみたのですが、イベント占星術の占い方を学んだ人から始まった伝言ゲームの結果ではないでしょうか。
イベント占星術の中に、「月がボイドの時間帯にその試合が始まり、もし他に何も重要な表示が出ていない場合は特別なことが起こらないと考えるので、現在のチャンピオンが勝利する可能性が高い」という判断方法があります。
「もし他に何も重要な表示が出ていない場合は」という説明が、伝言を繰り返すうちに抜け落ちてしまったのではないでしょうか。
そこから色々な変化を遂げて、「月がボイドの時間帯だから、大切なことは決めない方がいい」というところに落ち着いたのではないかと思います。
実際はイベント占星術の中でも、「月のボイド」は、考えなければいけないたくさんの要素のうちの一つに過ぎません。